バングラデシュ ヤーバー ドラッグ

2006年頃にバングラデシュの富裕層の間でヤーバーというドラッグが流行り、バングラデシュのホテル「Purbani」のオーナーがヤーバーを密輸したとして、恋人と共に逮捕された事件もあるそうです。

実は、日本でもヤーバーが流行って事があります。
ヤーバというのは、もともとタイ語ですが、「ヤー」はタイ語で薬、「バー」は気が狂ったという意味でなので、「狂気の薬」ってイメージでしょう。
ヤーバーは、アンフェタミン系の薬物で、ジャンルとしては覚醒剤の成分と同種です。(覚醒剤は、アンフェタミン系の薬物で、フェニルメチルアミノプロパンすなわちメタンフェタミン、及びその塩類やそれを含有するものを言います)
ヤーバーは錠剤なので経口投与が主ですが、粉末状にして吸引もできますし、水溶液にして注射器で投与することも可能です。この辺も覚醒剤と似ていますね。
色鮮やかな錠剤が多いのは、単に興味を引きやすいように着色しているからです。そのため、何色にでもどのような形にでも加工できます。
気をつけなければならないのは、現地で「リラックスするサプリメントだよ。」、「元気になる薬だよ。」などと進められても絶対に使用してはいけない事はもちろんですが、知らないうちに運び屋にされないように注意しなければなりません。
日本はこのような事例がありました。

日本女性がディスコで知り合ったナイジェリア人男性に大麻等の運び屋をやらされてしまった事件がありますり
その手口は、ナイジェリア人が仲良くなった日本人女性に、「僕がお金を出すから、僕の祖国に遊びに行かないか」などと言葉巧みにナイジェリアに誘い出し、日本に帰国する際は、「僕はもう少しナイジェリアでやることがあるから先に日本に帰って待っててくれ。日本にいる僕の友人にお土産を渡してくれないか。」等と言って、大麻を隠匿した置物等を持たせられて日本人女性が飛行機に搭乗してしまうという事があります。

違法ドラッグは、日本では闇のマーケットにて高額で取引をされています。

外国人にとっては、無理をしてでも日本にドラッグを持ち込みたい訳です。

でもリスクは自分で負いたくありませんから、お人好しの日本人が知らないうちに運び屋に仕立てられている事もあるのです。
この手口は、バングラデシュにいる日本人も引っかかる可能性がありますよね。

 

https://mainichi.jp/articles/20180706/ddm/007/030/061000c