海外安全対策 佐賀県 原発テロ訓練

 原発は、国の重要施設と位置ずけられることから、テロの標的となる可能性は十分に考えられる。そのようなことから警察と自衛隊が共同訓練することは非常に良いことであろう。日本もオリンピックを控え、テロが起こらないとは限らない。

 

 今後は、住民の避難訓練も併せて実施することが望ましいだろう。

 パニックを起こした時の人間の力は計り知れない。早く逃げたいという思いだけで住民が暴徒化してしまったら、いくら警察等が的確な誘導したとしてもスムーズに避難することは難しい。

 有事の際に、警察等の指示に従って逃げる練習をすることは非常に重要なことである。

 官民一体となった訓練が広がっていけば良いと考える。

 

以下、引用

原発テロ想定し訓練 県警と自衛隊 玄海周辺で県内初

国内に侵入した武装工作員原発を襲撃するとのテロ情報を想定し、佐賀県警自衛隊が18日、東松浦郡玄海町玄海原発周辺で共同訓練し、自衛隊の治安出動時の連携などを確認した。福島第1原発事故以降は原発へのテロ攻撃の備えが求められており、今回初めて玄海原発を対象とした訓練が実施された。

 県警と陸上自衛隊第4師団は2002年に結んだ治安出動に関する協定に基づき、これまで4回の共同訓練を実施している。いずれも福岡県久留米市陸上自衛隊久留米駐屯地が訓練場所で、5回目で初めて県内で開かれた。

 県警は機動隊中心に約60人、陸上自衛隊は第4師団第4特科連隊約50人が参加。訓練はすべて原発隣接地で、パトカーの先導による部隊の移動、共同検問の訓練などに取り組み、一部を報道陣に公開した。

 県警の黒木昭彦機動隊長は「自衛隊に治安出動命令が出た場合は密接に連携し、的確に対処する必要がある。共同訓練で確認し、今後に生かしていきたい」と語った。

       佐賀新聞Live 2019.2.19

https://www.google.com/url?rct=j&sa=t&url=https://www.saga-s.co.jp/articles/-/339347&ct=ga&cd=CAEYACoTOTYwMTg0ODU3OTU1ODgwMTI3NDIcNDAwNjg3ODEwMTM4ZWJiNDpjby5qcDpqYTpVUw&usg=AFQjCNGnIHRvSxeAwOlAOf5r2gh4R_LwUg

海外安全対策 インド テロ

 インド北部で治安部隊の列車を狙ったテロが発生し、治安要員40名以上が死亡した。

 近年のテロの傾向として、群衆が集まる教会やイベントなどを狙うソフトターゲットが多いが、今回は治安部隊の列車を狙うハードターゲット。

 テロを敢行するときに、ソフトターゲットが多いのは、対象となる場所の警備が手薄であることから、隙をついて爆弾等を設置しやすいからだという。

 ハードターゲットは警備が厳重であることから、テロリストにとってテロの対象にするにはリスクが高い。

 

 海外では、治安部隊とテロリスト等が銃撃戦を繰り広げる場合等がある。治安部隊が撃った弾により、一般人も巻き込まれてしまうこともあることから、掃討作戦などが行われている地域には近づかないことが重要である。

 銃撃が始まってしまったら、すぐに遮蔽物に身を隠して伏せ、周囲の状況を把握しながら次の行動(逃げる、そのまま動かない)を選択するのが基本。

 

以下、引用

 

インド北部でテロ攻撃、治安要員40人以上が死亡ー負傷者も多数

 

インド北部のカシミール地方で14日、治安部隊の車列を狙ったテロ攻撃があり、数十人の治安要員が死亡、多数が負傷した。モディ政権が2014年に発足して以来最悪のテロ攻撃となった。

  アジアン・ニュース・インターナショナル(ANI)によると、少なくとも40人が死亡した。2016年にはカシミールの軍事拠点を武装集団が襲撃し19人が死亡、インドはパキスタンに対し越境攻撃に踏み切った。

 モディ首相はツイッターを通じてテロ攻撃を「卑劣」だと非難し、「治安要員の犠牲を無駄にはしない」と述べた。

 ANIによれば、パキスタンを拠点とするイスラム過激派組織「ジェイシモハメド」が犯行声明を出した。この攻撃に関して、パキスタン政府や軍からコメントはまだない。 

原題:Kashmir Deaths Climb to 40 in Worst India Attack Under Modi(抜粋)

海外安全対策 イラク北部でテロリスト逃亡 爆弾は簡単に作れるのか

 イラク北部で実施している軍事作戦により、テロリストが手製の爆弾に使用される弾薬を残して逃亡したことがわかったとここと。

 テロリストや爆弾と聞くと、日本で暮らしている我々にとって、全く関わりのないもののような気がすると思うが、実は、日本国内で手製爆弾を作るのはそんなに難しくはない。

 爆発物作成を指南するブログではないので、作成方法の詳細などは記載しないが、農業用の肥料など普通のホームセンターに売っているようなものを使用して爆薬を作ることが可能である。

 途上国でも農業用肥料は簡単に入手することができることから、世界中で頻発している爆破テロを実行することは、そんなに難しいことではないのである。

 海外に渡航する際は、爆発物は身近なもので作れる、どこにでもあるものという感覚を持っていた方が良いであろう。

 不審物には、近づかない、触らない、踏まない、蹴飛ばさないが基本である。

 こんなこと、当たり前と思っているかもしれませんが、実際に不審物があると開封してみたり、棒で突っついてみたりする人も少なくないので、注意しましょう。 

 

以下引用

【テロ掃討】 攻撃準備中だったテロリストが軍事作戦により逃亡

トルコ軍がイラク北部のハクルク地域で実施している軍事作戦で、攻撃準備をしていたことが判明したテロリストらが、隠れていたアジトで手製爆発物作製に使用される大量の弾薬を残して逃亡したことが確認された。

国防省から行われた発表によると、治安部隊がイラク北部のハクルク地域で軍事作戦を実施した。

確認されたアジトで、分離主義テロ組織PKKのテロリストが所有していたおよそ400個の弾薬、医薬品、手製爆発物装置の準備用ケーブル、10袋の肥料、仕掛け準備ができている手製爆発物装置、3台の無線、バッテリー、充電器、大砲発射コード1本と銅線1本が押収された。

テロリストらが手製爆発物による攻撃準備を準備していた可能性があるものの、治安部隊が地域で軍事作戦を実施したため、物資を残して逃亡したことが確認された。

 

(2019年2月13日)

www.trt.net.tr

 

海外安全対策 フィリピン教会爆破テロ

 またもや、怖いニュースが飛び込んできました。フィリピン南部でインドネシア人により教会が爆破され、19人以上の犠牲者が出ており、48が負傷したということです。

 ミンダナオ地方では、イスラム教徒とキリスト教徒がぶつかり合って、度々武力紛争などが起こっていると言います。平和な日本では、異なる宗教がぶつかり、紛争が発生することは無いでしょうから、この状況をなかなかイメージすることは出来ないかもしれませんが、世界各国では、宗教間や民族間のトラブルが多々存在しています。

 

 本件は、まさにテロと言えるでしょう。テロを敢行する時は、「人が集まる場所」をターゲットにすることが多く、今回もカトリックの教会で爆破が起っています。日本は、教会でお祈りをする人は、そんなに多く無いですが、海外では教会に熱心に通ってお祈りをする人々が多数存在します。また、宗教間の紛争であれば、教会に集まることによって、どの宗教を信仰しているかフィルタリングをかけれることから教会はテロを敢行する上でターゲットになりやすい場所と言えるでしょう。

 

 このようなことから、治安情勢が少しでも不安定な地域に渡航した場合、安易に教会には近づかないほうが良いでしょう。テロのターゲットになりやすい場所として、空港、ショッピングモール、お祭り等のイベントなどがあげられます。

 

 海外安全対策の基本は、渡航先の治安情勢をある程度、把握してから渡航することです。渡航先のリスクに応じた安全対策を行って渡航するようにしましょう。

 
以下、引用

 

フィリピン教会爆破事件 インドネシア人の自爆テロ? 2019年2月11日

 

 フィリピン南部スールー州の州都ホロ市にあるカトリック「アワーレディ・オブ・マウント・カルメル教会」で1月27日、爆発があり、19人以上の犠牲者が出た。

 フィリピン国家警察のオスカル・アルバヤルデ長官は、日曜日のミサの最中に2回発生した爆弾攻撃で、兵士も含む19人が死亡、48人が負傷したことを明らかにした。ミンダナオ地方では過去数十年間、イスラム教徒とキリスト教徒の間で武力紛争が起きている。ホロ島はスールー諸島の一角にあり、カトリック教会の代牧区が置かれている。

 今回の爆弾テロについてエドゥアルド・アニョ内務・地方自治相は2月1日、犯行はインドネシア人男女による自爆テロとの見方を明らかにした、と東京、バンコクなどで活動する「パンエイシア・ニュース」が報じた。事件発生直後に中東のテロ組織「イスラム国」の関連サイトを通じて出された犯行声明は、自爆テロを示唆する内容となっているが、フィリピンで同組織との結びつきが強いのが「アブサヤフ」であることから、犯人を現場の教会まで案内したり、爆弾を準備したりするなどで「アブサヤフ」が犯行を支援したのは間違いない、と治安当局は見ている。

 

バングラデシュ ヤーバー ドラッグ

2006年頃にバングラデシュの富裕層の間でヤーバーというドラッグが流行り、バングラデシュのホテル「Purbani」のオーナーがヤーバーを密輸したとして、恋人と共に逮捕された事件もあるそうです。

実は、日本でもヤーバーが流行って事があります。
ヤーバというのは、もともとタイ語ですが、「ヤー」はタイ語で薬、「バー」は気が狂ったという意味でなので、「狂気の薬」ってイメージでしょう。
ヤーバーは、アンフェタミン系の薬物で、ジャンルとしては覚醒剤の成分と同種です。(覚醒剤は、アンフェタミン系の薬物で、フェニルメチルアミノプロパンすなわちメタンフェタミン、及びその塩類やそれを含有するものを言います)
ヤーバーは錠剤なので経口投与が主ですが、粉末状にして吸引もできますし、水溶液にして注射器で投与することも可能です。この辺も覚醒剤と似ていますね。
色鮮やかな錠剤が多いのは、単に興味を引きやすいように着色しているからです。そのため、何色にでもどのような形にでも加工できます。
気をつけなければならないのは、現地で「リラックスするサプリメントだよ。」、「元気になる薬だよ。」などと進められても絶対に使用してはいけない事はもちろんですが、知らないうちに運び屋にされないように注意しなければなりません。
日本はこのような事例がありました。

日本女性がディスコで知り合ったナイジェリア人男性に大麻等の運び屋をやらされてしまった事件がありますり
その手口は、ナイジェリア人が仲良くなった日本人女性に、「僕がお金を出すから、僕の祖国に遊びに行かないか」などと言葉巧みにナイジェリアに誘い出し、日本に帰国する際は、「僕はもう少しナイジェリアでやることがあるから先に日本に帰って待っててくれ。日本にいる僕の友人にお土産を渡してくれないか。」等と言って、大麻を隠匿した置物等を持たせられて日本人女性が飛行機に搭乗してしまうという事があります。

違法ドラッグは、日本では闇のマーケットにて高額で取引をされています。

外国人にとっては、無理をしてでも日本にドラッグを持ち込みたい訳です。

でもリスクは自分で負いたくありませんから、お人好しの日本人が知らないうちに運び屋に仕立てられている事もあるのです。
この手口は、バングラデシュにいる日本人も引っかかる可能性がありますよね。

 

https://mainichi.jp/articles/20180706/ddm/007/030/061000c

 

海外に渡航する日本人と安全対策の必要性

headlines.yahoo.co.jp

 近年の日本人は、仕事でもプライベートでも気軽に渡航し、様々な国に訪れます。

 今年のゴールデンウイークは、10連休とのことで、海外旅行の予約が殺到しているとニュースで話題になっています。

 海外に渡航することは、知らない文化や歴史、異なる慣習をもった現地人に触れることでとても楽しく刺激的なイメージだと思いますが、治安情勢も海外と日本とでは異ることを忘れてはいけません。

 海外で、パスポートを盗まれたらどうしますか?現地で誘拐されたら、どのように対応しますか?ショッピングをしていて突然、銃撃が始まったらどうしますか?

 日本では考えられないようなことが海外では発生するのです。日本国内で生活をしていれば、警察や消防などが安全を人々の安全を確保してくれていますし、対外国に対しては自衛隊が国を守ってくれています。

 しかし、海外に足を踏み入れれば、そこは日本の警察も消防も自衛隊もみなさんの安全を守ることは困難なのです。

 そのため、海外に渡航する際は、楽しいことばかりではなく、どのようなリスクがあるのか、またそのリスクを最小化するためにはどのような準備が必要なのかを考えて、海外に渡航する必要があります。

 このブログでは、海外での安全確保をどのようにして行うべきか考えながら書き進めて行きたいと思います。

 

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