海外安全対策 インド テロ

 インド北部で治安部隊の列車を狙ったテロが発生し、治安要員40名以上が死亡した。

 近年のテロの傾向として、群衆が集まる教会やイベントなどを狙うソフトターゲットが多いが、今回は治安部隊の列車を狙うハードターゲット。

 テロを敢行するときに、ソフトターゲットが多いのは、対象となる場所の警備が手薄であることから、隙をついて爆弾等を設置しやすいからだという。

 ハードターゲットは警備が厳重であることから、テロリストにとってテロの対象にするにはリスクが高い。

 

 海外では、治安部隊とテロリスト等が銃撃戦を繰り広げる場合等がある。治安部隊が撃った弾により、一般人も巻き込まれてしまうこともあることから、掃討作戦などが行われている地域には近づかないことが重要である。

 銃撃が始まってしまったら、すぐに遮蔽物に身を隠して伏せ、周囲の状況を把握しながら次の行動(逃げる、そのまま動かない)を選択するのが基本。

 

以下、引用

 

インド北部でテロ攻撃、治安要員40人以上が死亡ー負傷者も多数

 

インド北部のカシミール地方で14日、治安部隊の車列を狙ったテロ攻撃があり、数十人の治安要員が死亡、多数が負傷した。モディ政権が2014年に発足して以来最悪のテロ攻撃となった。

  アジアン・ニュース・インターナショナル(ANI)によると、少なくとも40人が死亡した。2016年にはカシミールの軍事拠点を武装集団が襲撃し19人が死亡、インドはパキスタンに対し越境攻撃に踏み切った。

 モディ首相はツイッターを通じてテロ攻撃を「卑劣」だと非難し、「治安要員の犠牲を無駄にはしない」と述べた。

 ANIによれば、パキスタンを拠点とするイスラム過激派組織「ジェイシモハメド」が犯行声明を出した。この攻撃に関して、パキスタン政府や軍からコメントはまだない。 

原題:Kashmir Deaths Climb to 40 in Worst India Attack Under Modi(抜粋)